砂時計-Gream(ぐりーんのフリースタイルポエム)
時間は戻らない
失ったものは取り返せやしない
昨日は昨日のままで明日になってもやってこない
砂時計の窪みからこぼれ落ちた砂たちは行き場を失う
降り積もる同胞たちに埋もれていって
やがてその記憶は窒息してしまう
最後に思い出という不確定な光に昇華することで
砂時計は時間を刻み続ける
砂の一粒一粒の意識の残骸と
糸のように細い光の帯の思い出を増殖させながら
思いは日々擦り切れていく
時間と共に退色していく運命にある
でも漠然とした言葉にならない記憶の断片の光は
それに反比例して強くなっていく
答えは最後の一粒の砂がきっと知っている
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